コーヒーの
師匠と五反田へ。
目的はUCC主催のWHO'S FOODSという飲食店舗関係者のみご招待の展示会。リリーズコーヒーは実店舗がないけれど、本日は”師匠のカバン持ち”でめでたく入場。
主催が主催だけにもちろんコーヒー関係の器具なども展示されているほか、喫茶店で出すような所謂出来合いのスイーツや軽食のメーカーが軒を連ね試食のオンパレード。
スペシャルティコーヒーの飲み比べができたり、その場で自分の好みでブレンドした豆を試飲してその豆をいただけたり、希望すればエスプレッソマシーンでラテを入れる練習もできたり、最新のコーヒーメーカーの機種がずらりと並んでそのデザイン性の高さに惚れ惚れしたり。
師匠のお店はカウンターにサイフォンが並び、アルコールランプを使用するのだけれど、展示会場には最近話題の光サイフォン(アルコールランプの代わりにハロゲンヒーター使用)のデモンストレーションも。熱源であるハロゲンがオレンジの美しい光を発し、ほの暗い喫茶店の店内で使用すればかなりその演出効果を発揮できるだろう・・などとイメージしてみる。そんな光サイフォンで『サイフォニストチャンピオン』が淹れたコーヒーももちろん試飲。
あるいはぐるなび主催の店舗向けの顧客獲得&営業戦略のプチセミナー。
居眠りする師匠(おい!)の隣で結構真剣に聞きかじる門前の小僧は、今はまだない!?リリーズの店舗をふと思い描いてみたりする。店舗を構えるという憧れの裏にある現実を垣間見て、いつもは利用者である自分の立ち位置を変えた想定で店舗経営者側に立って・・・シビアな現実の風を体感。
こんなコーヒー関係の展示会は初体験で、師匠のお陰で最新の情報を手に入れ体験できることとなったのだけれど、それ以上に興味深かったのは師匠のお店開店までの道のりの話だった。
プライベート情報なのでここで触れることはしないが、そんな出来事の上に辿り着いたお店が
あのお店であることを思うと、なお一層の感慨深さを持ってあの空間に身を置きたい気分になる。
展示会で得た情報よりも師匠から得た生きた(生きてきた)情報は活かせる宝。
表面的な情報は瞬時に擦り抜けて行こうとするけれど、血の通った情報は体にスッと沁み込んでいく行くようで思わず感じ入る。
今だからサラリと話せる数々の事柄も、その当時はどれほどの重みを持っていたことかを想像するとその一部分を共有してみたくもなる。
話を聞いている時間は信じられない速さで過ぎ去って、時計を見たらとんでもない時間。慌てて現実に引き戻されてあたふたとワイングラスを置いてお店を後にするという充実の一日を終えた。
今日は今日でビッグサイトで健康大博覧会、こちらのオーガニック部門で情報収集。出来ることなら今日も手応えのある情報があることを期待して・・