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    勇敢な戦士たち

    • 2017.01.28 Saturday
    • 08:00


    今朝6時前

    起きていつもの通りリビングのシャッターを開けると


    目の前が火の海だった!!!!!@@



    寝ぼけた頭に瞬時に電流が走り

    即座に119番通報

    火の粉が飛んできて煙が立ち上っているので
    すぐにまたシャッターを下ろして
    着替える

    持ち出すものをと思うけれど
    こうなったらもうとりあえず印鑑くらいで
    後はもうすべて

    「なくてもよし!」

    と腹をくくれるのが不思議だった

    夜明け前の暗い道路に飛び出すと

    一人で住んでいる隣家の女性が
    「どうしようどうしよう・・・・・」
    と震えている

    その肩を抱きながら

    「大丈夫!祈るのよ!とにかく祈るの!!!」

    と励ましている自分も実は心で震えながら
    そんな自分を「大丈夫!」と俯瞰している自分がいた

    亡き家族に助けを求めてひたすら祈った・・
    速やかに火の勢いが収まり延焼がどこにも起きないようにと念じた・・


    2時間たった今でも煙で外が見えないくらいだが
    ほぼ全焼のわりには四方の家に延焼なく消し止められた

    昨日の強い南風だったら我が家は今頃なかっただろうに・・・

    この極度の乾燥状態を考えるとちょっと条件が変われば

    大変な状況となっていたに違いない


    ほぼ火がおさまり落ち着いて家に戻ると
    携帯に不在着信と伝言メッセージが残っていた

    「あかりちゃんの家の隣、家事だけど大丈夫かと・・」

    彼は消防士
    当直で同じ区の消防署に泊まっていたから
    さすがに情報が早く
    我が家の目の前であることを察知してすぐに連絡が入っていた

    燃え盛る炎を前にして
    私たちはただただ祈りながら指をくわえて傍観しかできないが
    その目の前で巨大な炎と噴煙に向かって
    果敢に立ち向かう消防士の方々の姿は
    勇敢な戦士というよりも勇敢な神々だった

    彼らの実に見事な消火活動あってこそのこの最良の結末に
    この2時間の複雑な想いを超えて
    感動と感謝を抑えきれない

     

    『おかげさま』と頭が下がる

     

     

     

     

    「俺はね

    現場に居たくて

    火を消したくて

    消防士になったんだよ」

     

     

    と語っていた彼の言葉の重さがズシリと響いた朝











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